勤怠管理の担当者が一人で抱えがちな作業のうち、いくつかは従業員ご本人に任せられます。パシャ勤怠には、従業員が自分のスマホから使える専用画面(マイページ)があり、タイムカードの撮影提出、自分の勤怠の確認と修正申請、有給の残高確認と申請までを本人が行えます。この記事では、何ができて担当者の手間がどう減るのか、導入は必須なのかを整理します。

従業員セルフサービスとは何か

従業員セルフサービスとは、勤怠に関する入力・確認・申請を、担当者が代行するのではなく従業員ご本人が行う仕組みのことです。専用のアプリをインストールする必要はなく、スマホのブラウザでログインすれば本人専用の画面が開きます。

担当者が代行する運用では、「打刻を押し忘れた人に事情を聞いて、担当者が代わりに直す」「有給の残りが何日か聞かれて、そのつど調べて答える」といったやり取りが毎月発生します。セルフサービスは、この往復をなくすための機能です。

マイページでできる4つのこと

できること 従業員の操作 担当者側の変化
タイムカードの撮影提出 自分のカードを撮って送る カードの回収と撮影がなくなる
勤怠の確認・修正申請 読み取り結果を見て、違う箇所を申請 聞き取りと代理入力がなくなる
有給の残高確認・申請 残日数を見て、その場で申請 残高の問い合わせ対応が減る
出退勤の記録(Web打刻) 出勤・退勤・休憩をタップで記録 本人と担当者が記録を確認できる

スマホでは、これら4つの入口を親指の届く範囲に円形に配置した操作画面が開きます。打刻などの確定操作は、選んだあとに確認ボタンを押す2段階にしてあるため、ポケットの中での誤操作で記録が入ることはありません。

なお、Web打刻で記録した時刻は、現在は本人と担当者が確認するための記録として保存され、月次の集計には反映していません。集計の正本は紙のタイムカードの読み取り結果です。詳しくは記録方法の使い分けで解説します。

担当者の作業がどう減るか

カードの回収と撮影。従業員が自分で撮って提出すれば、担当者が全員分のカードを集めて順番に撮影する時間がなくなります。複数拠点や直行直帰が多い職場ほど、回収そのものが負担になっているケースが多く、効果が出やすい部分です。

打刻漏れの聞き取り。押し忘れや読み取りに迷いのあった箇所を、担当者が見つけて本人に確認して直す、という往復がなくなります。本人が申請し、担当者は承認するだけになります。

有給残高の問い合わせ。「あと何日残っていますか」という質問に、そのつど台帳を開いて答える対応がなくなります。本人が自分の画面で残日数を確認できるためです。

担当者の仕事は「集めて入力する人」から「確認して承認する人」に変わります。担当者業務の分担を整理した記事で、どの工程を任せられてどの工程は残るのかを一覧にしています。

見える範囲は本人の分だけ

従業員のアカウントで見えるのは、自分の勤怠・自分の有給・自分が提出した履歴だけです。他の従業員の勤怠や給与に関する情報、会社全体の集計画面には入れません。提出したタイムカードも本人の記録として登録されるため、他人の勤怠として登録されることはありません。

また、パシャ勤怠は打刻時の位置情報(GPS)を取得しません。従業員の居場所を追跡する仕組みは持たない設計にしています。勤怠の記録は、働いた時間を正しく残して労使双方の認識をそろえるためのものと位置づけています。

使い始めるまでの流れ

従業員がご自身で新規登録する必要はありません(自己登録はできない仕組みです)。担当者からの招待をきっかけにアカウントが有効になります。

  1. 担当者が従業員を招待する。管理画面の従業員一覧から招待を送ります。従業員マスタに登録済みのメールアドレス宛に案内が届きます。
  2. 従業員がパスワードを設定する。届いたメールのリンクからパスワードを設定します。リンクの有効期限は1時間です。期限切れの場合は担当者から再送できます。
  3. ログインすると本人の画面が開く。ログインページは https://app.pasha-kintai.com/login です。ログインすると、自動的に本人専用の画面が表示されます。
  4. ホーム画面に追加しておく。スマホのホーム画面に追加しておくと、次回からワンタップで開けます。
対象 アクセス先 アカウントの作り方
会社(管理者) https://app.pasha-kintai.com/signup ご自身で新規登録します(1ヶ月の無料トライアル)
従業員 https://app.pasha-kintai.com/login 担当者の招待メールからパスワードを設定します(自己登録はできません)

導入は任意。担当者だけの運用も選べる

セルフサービスは、使うかどうかを会社ごとに選べます。招待を送らなければ従業員はログインせず、これまでどおり担当者がまとめてタイムカードを撮影する運用のままで問題ありません。従業員のスマホ利用に不安がある職場や、人数が少なく担当者だけで十分に回っている職場では、無理に切り替える必要はありません。

一部の従業員だけ招待する、という使い方もできます。直行直帰の多い営業担当や、拠点が離れているメンバーから始めて、様子を見ながら広げるのが現実的です。

よくある質問

従業員のスマホにアプリをインストールする必要はありますか?

必要ありません。スマホのブラウザでログインすれば本人専用の画面が開きます。App StoreやGoogle Playからのインストールは不要です。ホーム画面に追加しておけば、アプリと同じようにアイコンをタップして開けます。追加の手順は「スマホのホーム画面に追加してアプリのように使う」の記事で解説しています。

従業員が自分の勤怠を勝手に書き換えることはできますか?

できません。従業員ができるのは「修正してほしい内容を申請すること」までで、勤怠データそのものを直接書き換えることはできません。申請は権限を持つ承認者が承認して初めて反映され、修正された記録であることが残ります。承認できる人は設定で絞り込めます。

従業員はどこからアカウントを作ればよいですか?

従業員ご自身での新規登録はできません。担当者が管理画面から招待を送ると、従業員マスタに登録されたメールアドレスに案内が届きます。そのメールのリンクからパスワードを設定すると利用を開始できます。以降のログインは https://app.pasha-kintai.com/login から行います。招待メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダをご確認のうえ、担当者から再送してもらってください。リンクの有効期限は1時間です。

パソコンを持っていない従業員でも使えますか?

使えます。スマホのブラウザだけで、撮影提出から申請まで一通り行えます。画面もスマホでの操作を前提に作られており、片手で操作できる配置になっています。共有のパソコンやタブレットから使うこともできます。

この記事のまとめ
  • 従業員は自分のスマホから、撮影提出・勤怠確認と修正申請・有給申請・出退勤の記録ができる
  • 担当者の仕事は「集めて入力する」から「確認して承認する」に変わる
  • 見えるのは本人の分だけ。位置情報(GPS)は取得しない
  • 使うかどうかは任意。担当者だけで完結する運用も、一部の従業員だけの導入も選べる

パシャ勤怠は、紙のタイムカードを撮るだけでデータ化・自動集計するクラウド勤怠サービスです。従業員セルフサービスも追加費用なしでお使いいただけます。お問い合わせいただければ、1ヶ月の無料お試しで実際の画面をご確認いただけます。