全員分の勤怠を月末に見比べるのは大変です。労務チェックは、毎日自動で走る検査の結果から「確認が必要な従業員だけ」を抜き出して表示します。問題がなければ何も表示されないので、月末に判断する作業そのものを減らせます。
労務チェックとは
労務チェックは、労働基準法や36協定の基準に照らして「確認が必要な従業員だけ」を表示する画面です。左メニューの「労務チェック」から開きます。
- 検査は毎日深夜3時に自動で走ります。手動で実行する操作は不要です
- 表示されるのは警告・違反級に該当した従業員だけです。該当が解消されると一覧から自動的に消えます
- 該当するかどうかの判定は、すべてプログラムによる決まった計算です。AIが行うのは指摘内容を日本語の文章にする部分だけで、時間や日数をAIが推測することはありません
取り込んだ直後の勤怠は、まだ検査を通っていません。タイムカードをアップロードした当日ではなく、翌朝以降にご確認ください。
画面の見方
- 左メニューの「労務チェック」を開きます
- 上部の対象月で、確認したい月を選びます
- サマリの数字(要確認の従業員・違反級・警告・情報)で全体の状況をつかみます
- 下の従業員カードで、誰がどの項目に該当したかを確認します
従業員カードには、氏名と従業員ID、リスクの高さ(高・中・低)のバッジ、該当した項目の名前、根拠となる条文、該当した日付、推奨される対応が並びます。
検査される項目
| 検査する項目 | 内容 |
|---|---|
| 休憩不足 | 労働時間に対して必要な休憩が取れていない(労働基準法34条) |
| 1日13時間・16時間超 | 1日の労働時間が長時間になっている日がある |
| 連続勤務 | 休日を挟まずに勤務が続いている |
| 月間残業の上限 | 月間の時間外労働が36協定の上限に近い、または超えている |
| 深夜労働60時間超 | 深夜帯の労働が月60時間を超えている |
| 打刻漏れ | 出勤または退勤の記録が欠けている日がある |
どの項目も、該当した日付と根拠が一緒に表示されます。就業規則の設定(所定労働時間・休憩時間・締め日)が実態と違っていると、検査の結果も実態とずれます。心当たりがあるときは就業規則の設定を先に確認してください。
表示されたときの対応
表示された内容は、そのまま違反が確定したという意味ではありません。まず記録が正しいかを確かめ、記録が正しければ働き方の側を調整する、という順番で進めます。
- リスクが高い従業員から順に内容を確認します
- 打刻漏れや読み取り違いが原因であれば、勤怠管理の画面かタイムカード一覧で記録を直します
- 記録が正しい場合は、シフトや業務量の調整を検討します
- 翌朝の検査で該当が解消されていれば、一覧から消えます
よくある質問
検査はいつ走りますか?
毎日深夜3時に自動で走ります。手動で実行する必要はありません。取り込んだ直後の勤怠は翌朝の検査から反映されます。
従業員にもこの画面は見えますか?
見えません。労務チェックを開けるのはオーナーと管理者だけで、従業員のアカウントには左メニューに表示されません。
問題がある従業員が1人も出ないのですが、正しく動いていますか?
該当がなければ何も表示されないのが正常です。「確認が必要な従業員はいません」と出ていれば検査は動いています。「この月の勤怠データがまだありません」と出る場合は、まだ検査対象の勤怠がありません。
- 毎日深夜3時の自動検査で、要確認の従業員だけが表示される
- 判定はプログラムによる決まった計算。AIは文章にする部分だけ
- 検査項目は休憩不足・長時間労働・連続勤務・残業上限・深夜労働・打刻漏れ
- まず記録の正しさを確認し、正しければ働き方を調整する
- オーナーと管理者のみが開ける画面
労働時間の運用について判断に迷うときは、社労士やお問い合わせまでご相談ください。