時刻が抜けている、読み取り結果が実際と違う。こうしたときの直し方は、集計を確定する前か後かで変わります。ここでは両方の手順と、どちらを使うべきかを説明します。
確定前か確定後かで手順が変わる
| 状況 | 直し方 | 記録 |
|---|---|---|
| 確定前 | 確認画面でその場で直す | 読み取り結果の修正として残る |
| 確定後 | 修正申請を出して承認する | 申請内容・理由・承認者・日時が残る |
給与計算に渡したあとに直す場合は、差額の精算が必要になることがあります。社内でいつまでの申請を受け付けるかを決めておくと運用が安定します。
確定前に直す
- 勤怠管理の画面で対象の月を開きます
- 「要確認」の印が付いた行を開きます
- 元画像と読み取り結果を見比べます
- 違っていれば正しい時刻に直して保存します
確定後に直す(修正申請)
確定したあとの修正は、申請を出して承認する流れになります。担当者が代わりに直すのではなく、従業員本人から申請してもらう運用にもできます。
- 申請する人が、自分の勤怠から対象の日を選びます
- 正しい時刻と、なぜ違うのか(押し忘れ、記入の間違いなど)を入力して申請します
- 承認する権限を持つ人が、承認待ちの一覧で内容を確認します
- 承認すると勤怠データが更新され、実働時間や残業などの計算も自動でやり直されます
内容に疑問があれば却下できます。却下した記録も残ります。従業員本人から申請してもらう運用の詳細は勤怠の修正申請を従業員からで解説しています。
承認できる人を絞る
承認できるのは権限を持つアカウントだけです。一般の従業員アカウントでは、自分の申請を自分で承認することはできません。誰が承認できるかは設定で絞り込めるため、拠点ごとの管理者が自分の拠点の申請だけを承認する形にもできます。
記録がどう残るか
労働時間の記録は法令上の保存対象です。修正した場合は「いつ、誰が、どの値をどう直したか」がたどれる状態にしておくことが望ましいとされています。
申請と承認を通す形にすると、申請内容・理由・承認した人・日時がデータとして残り、修正された記録であることも識別できます。保存期間の考え方は労働時間の客観的把握義務とタイムカードをご覧ください。
よくある質問
従業員が自分で勤怠を書き換えられてしまいませんか?
できません。従業員が行えるのは修正の申請までで、勤怠データそのものを直接書き換えることはできません。権限を持つ承認者が承認して初めて反映されます。承認前の申請は集計にも影響しません。
承認すると残業時間の計算もやり直されますか?
やり直されます。承認された時刻をもとに、その日の実働時間・残業・深夜などの区分が自動で再計算され、月次の集計にも反映されます。担当者が影響範囲を追いかけて手作業で直す必要はありません。
- 確定前は確認画面でその場で直す。確定後は申請と承認を通す
- 承認すると勤怠が更新され、残業などの計算も自動でやり直される
- 申請内容・理由・承認者・日時が残り、修正の経緯をたどれる
- 申請時に通知は飛ばない。管理画面を開くタイミングを決めておく
修正の運用が固まると、締めの作業時間は大きく短くなります。