勤怠システムで法定休日として扱う祝日を指定します。日本・タイ・ベトナムの公式祝日カレンダーから選択するほか、企業独自の休業日(夏季休暇、年末年始の特別休日など)を追加できます。ここでは祝日カレンダーの選択、カスタマイズ、複数国対応をまとめました。

祝日が勤怠集計に影響する理由

祝日に勤務した場合、その日は「法定休日勤務」として扱われ、給与ソフトへの引き継ぎ時に区分されます。この区分に基づいて、給与ソフト側で割増手当が計算されます。

  • 祝日勤務:法定休日勤務として扱う(35%以上の割増対象)
  • 会社の指定する特別休業日:法定休日には含まない(給与ソフト側で判定)
  • 営業日:通常の時間外勤務として扱う
補足 システムが祝日に関わる給与計算をするのではなく、給与ソフトへの「祝日は法定休日」という情報を提供します。給与計算は給与ソフト側で行われます。

国別祝日を選択する

  1. 管理画面の「設定」から「祝日カレンダー」を開きます
  2. 対応国を選択します(日本、タイ、ベトナム)
  3. その国の公式祝日一覧が表示されます
  4. 祝日として扱う項目にチェックを入れます
  5. 保存します
年間祝日数カレンダー例
日本16~17日1月1日(元日)、2月11日(建国記念)、3月20日(春分)など
タイ13~17日1月1日(元日)、2月26日(マーグ・ブージャ)、4月13日(タイ正月)など
ベトナム11~12日1月1日(元日)、2月初旬(テト)、4月30日(統一記念日)など
補足 各国の祝日は毎年確認して更新されます。新年度開始前に最新の祝日カレンダーを確認してください。
注意 複数国の従業員がいる場合は、各国の祝日をそれぞれ設定してください。タイの従業員にも日本の祝日で休業にする場合は、手動で設定を追加できます。

カスタム祝日を追加する

公式祝日以外に、会社独自の休業日がある場合、手動で追加できます。

  1. 祝日カレンダー画面の「カスタム祝日を追加」ボタンを押します
  2. 日付を指定します(例:2026年8月15日)
  3. 祝日名を入力します(例:「夏季休暇」「創立記念日」)
  4. 区分を選択します(法定休日、会社指定休業日、など)
  5. 保存します
  • 例1:夏季休暇(8月13日~15日)
  • 例2:創立記念日(5月1日)
  • 例3:年末年始の特別休業(12月29日~1月3日)
補足 カスタム祝日は毎年手動で追加する必要があります。来年同じ日が休業なら、時期が来たら改めて設定してください。
注意 カスタム祝日を「法定休日」として設定すると、その日の勤務に35%以上の割増が適用されます。実際の給与規定と合わせて慎重に設定してください。

複数国の従業員がいる場合

各国の祝日を個別に設定する

日本、タイ、ベトナムの従業員が混在している場合、各国の公式祝日をそれぞれ登録してください。システムが各従業員の拠点国を判定して、対応する祝日カレンダーを使い分けます。

日本の従業員で統一する場合

多くの場合、日本に本社があり、全従業員が日本の祝日で休業です。この場合は日本の祝日だけを設定してください。

補足 従業員マスタの「勤務地」や「拠点」で国を指定していると、システムが自動で対応する祝日カレンダーを適用します。

祝日設定の変更と確認

一度設定した祝日は、後から変更・削除できます。

  1. 祝日カレンダーの一覧で、変更したい祝日を選びます
  2. 「編集」ボタンを押します
  3. 内容を修正します
  4. 「更新」ボタンを押します
注意 祝日設定を変更した場合、変更日以降の集計から新しい設定が適用されます。既に集計済みの月は遡及変更されません。
補足 祝日の削除は慎重に。誤って削除した場合は、管理者に復旧をお願いください。

祝日と勤怠集計の関係

祝日に勤務した場合の集計フロー:

  1. タイムカードが読み込まれます
  2. その日が祝日カレンダーの「法定休日」に含まれるか確認されます
  3. 含まれていれば「法定休日勤務」として区分されます
  4. 給与ソフトへ、その旨が引き継がれます
  • 祝日に8時間勤務 → 「法定休日勤務8時間」として記録
  • 祝日の手当は給与ソフト側で計算(35%以上の割増が標準)
補足 祝日でも営業日として指定されている場合は、通常の勤務時間扱いになります。給与ソフト側での判定と、システムの判定に差異がある場合は手動調整が必要です。
注意 祝日と有給休暇の重複申請など、複雑なケースは給与ソフト側で最終調整してください。

よくある質問

祝日に勤務した場合の手当は、システムが計算してくれますか?

いいえ。システムは「祝日勤務」という区分を記録するだけで、手当の計算は給与ソフト側で行われます。

タイの従業員がいますが、日本の祝日もカレンダーに加える必要がありますか?

会社方針によります。日本に本社があり全員が日本祝日で休業なら、日本祝日だけで構いません。タイ人従業員用に別途タイ祝日を設定することもできます。

毎年同じ日のカスタム祝日(例:創立記念日5月1日)を、毎年手動で設定し直す手間は省けませんか?

現在は毎年の手動追加が必要です。定期的に実施される祝日を一覧にして、年度初めにまとめて設定することをお勧めします。

このページのまとめ
  • 祝日カレンダーは勤怠集計で「法定休日」判定に使われる
  • 日本・タイ・ベトナムの公式祝日から選択できる
  • 会社独自の休業日(夏季休暇など)は手動で追加可能
  • 複数国の従業員がいる場合、各国のカレンダーを個別設定

祝日設定が確実だと、複雑な給与計算でも正確な時間区分の引き継ぎができます。