通常は全社共通の締め日ですが、派遣社員の派遣先ごと、複数拠点の営業所ごとなど、細かな単位で締め日が異なることがあります。ここでは、締め日とタイムカードの形態を「派遣先プリセット」として登録し、従業員に割り当てる方法をまとめました。
締め日が異なるケース
- 派遣社員:派遣先企業の締め日に合わせる必要がある
- 複数拠点:東京事業所は月末、大阪事業所は15日、など
- 構内請負・業務委託:委託元の締め日に合わせる
各パターンを「派遣先プリセット」として登録しておくと、従業員一覧からまとめて割り当てられます。割り当てた従業員は、その従業員の締め期間で集計され、レポートや出力にはその期間が明記されます。
派遣先プリセットを作成する
- サイドバーの「就業規則」を開きます(「設定」ではなく独立した画面です)
- 「派遣先プリセット」の欄で新しいプリセットを追加します
- 名前(例:「A社派遣先」「大阪営業所 15日締め」)、締め日(末日 または 1〜28日)、タイムカードの形態(暦月 か 締め期間)を入力します
- 保存します
| プリセット例 | 締め日 | タイムカードの形態 | 説明 |
|---|---|---|---|
| A社派遣先 | 20日 | 締め期間 | 派遣先の給与締めに合わせる。カードも21日〜20日で1枚 |
| 大阪営業所 | 15日 | 暦月 | 締めは15日だが、カードは1日〜末日で1枚 |
| 本社(既定) | 末日 | 暦月 | プリセットを割り当てない従業員はこちら |
従業員にプリセットを割り当てる
- サイドバーの「従業員」を開きます
- 対象の従業員を複数選択し、「一括割当」でプリセットを選びます
- 1人だけなら、その従業員の「編集」から派遣先プリセットを選びます
- 保存すると、その従業員の集計期間がプリセットの締め日に沿って区切られます
割り当てのない従業員は、就業規則の締め日(テナント既定)に従います。
締め日を変更できる条件
締め日の変更は集計期間の定義を変える操作なので、同じ勤務が2つの期間に数えられたり、どちらにも入らなかったりしないように制限があります。
| 状況 | 変更 | 理由 |
|---|---|---|
| 変更の影響を受ける期間に勤怠データが1件も無い | できる | 二重計上も欠落も起きない |
| 影響を受ける期間に勤怠データがある | できない(エラーになります) | 旧締め日の期間と新締め日の期間の両方に入る日が生まれる |
| 確定(締め)済みの過去の期間 | 変わらない | 過去は当時の締め日のまま凍結され、表示や再出力も当時の締め日で行われる |
従業員のプリセットを別のものに付け替えるときも同じ制限がかかります。付け替え前後の期間に勤怠データがあると付け替えられません。
複数の拠点・派遣先がある場合
派遣先や営業所が複数ある場合は、各パターンのプリセットを先に登録しておくと、後の一括割当が効率的です。就業規則の画面のプリセット一覧で、登録済みのパターンを確認できます。
給与計算ソフトへの引き継ぎ
レポートの出力では、従業員ごとにその従業員の締め期間(例:6/21〜7/20)が明記されます。テナント全体の合計は「同じ締め月ラベルの従業員別期間の合計」です。期間が違う従業員の数字を同じ暦月として読まないよう、出力の期間表示を確認してください。
- 「レポート」で対象の締め月を選びます
- 確定前プレビューで、従業員ごとの期間と数値を確認します
- 月次確定(締め)のうえ、CSV・Excelで出力して給与ソフトへ渡します
よくある質問
派遣先が途中で変わった場合、プリセットを変更できますか?
変更前後の期間に勤怠データが無ければできます。データがある場合はエラーになります。次の締め期間の切れ目でデータの無い状態を作ってから付け替えるか、お問い合わせください。
同じ従業員が複数の派遣先に配置される場合はどうするか?
1従業員に割り当てられるプリセットは1つです。複数派遣先の場合は給与ソフト側で対応するか、お問い合わせください。
締め日を設定しただけで締め期間の集計になりますか?
なりません。就業規則の「タイムカードの形態」を締め期間にするか、従業員に派遣先プリセットを割り当てたときに締め期間の集計になります。締め日の数字を入れただけでは暦月のままです。
- 締め日とタイムカードの形態を「派遣先プリセット」として就業規則画面で登録する
- 従業員一覧から複数人に一括割当できる
- 影響を受ける期間に勤怠データがあると締め日は変更できない。確定済みの過去は凍結
- 出力には従業員ごとの締め期間が明記される
締め日設定が正確だと、給与計算データの引き継ぎが円滑になります。